日本では2000年から、全国民を対象にして特定健診という検査を義務付けるようになりました。これは働き盛りである30代や40代の間でガン、肥満のほかに高血圧などの疾病を罹患なさる方が急増したことに起因をしているからです。政府と厚労省では国民の健康を守るために、健診を実施するようになりました。東南アジアの大国であるベトナムでは1980年から同じシステムを採用しており、ホーチミンだときめ細かい栄養指導も市民になされているほどです。
簡単に概要をここでご紹介をすると、ホーチミンの健康診断では食べていい料理を市民一人ひとりにアドバイスをされています。毎年10月にホーチミンの全地域にあるクリニックで一斉に健康診断をされており、その数は900万人以上となるほどです。健康診断でとくに指摘をされてるのが肥満と高血圧で、一定数値以上の方には厳しい食事制限を用意しています。まずこの国では牛や豚肉が主食となりますが、該当する方は最長で10年間は口にしてはいけないという指示を出すものです。
政府とホーチミン市にも報告をされるため、対象者は市内にある飲食店でオーダーをすることもできません。また、健康診断の情報は半永久的に保管をされ、本人だけでなく親族もターゲットになるのが基本です。ホーチミンは市民の管理を徹底しており、病気になった時でも医療費は全面的に無料になります。この点は日本も見習うといいと思える事項となります。